漂う花は、還り咲く


晴の背中に揺られながら、しばらく進んだところで、足音が増えた。

「……え」

顔を上げた瞬間、視界に人影。


「六花!!」

「無事か!?」

「ちょ、晴!何してんだそれ!」


結翔、千隼、伊織、凛月。
全員、揃ってる。

――え。

「……なんで、いるの」

驚きすぎて、言葉が続かない。


「心配でついてきたに決まってんだろ」

「途中からバレバレだったし」

「いや、晴がおんぶして出てくるのは想定外だけど」


口々に言われて、一気に恥ずかしさが込み上げた。


「ち、違……これは……」


言い訳を探すけど、
腹の痛みで言葉が途切れる。

「晴、きついんじゃね?」

「チビだもんなー」

「変わろか?」


晴は、歩みを止めない。

「余裕だ。黙っとけ」

「え、ちょっと!」

「降ろさないからな」

即答。


「……っ」

顔が、熱い。


「六花、顔赤くね?」

「やっぱり照れてる」

「お前ら、見るな」

「いや無理でしょこの絵面」

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