さっちゃんの足跡

57. 中学生って何なんだろう?

 中学生になって2年。 さっちゃんは不思議なことを思いました。
(中学生って何なんだろう?)っていうんです。
 小学生でもなく高校生でもなく、どっちにも似てなくてどっちとも違うんだよね。 中学生って何なんだろう?
制服を着て生徒手帳を持ってるだけ? 確かに英語とか美術とか中学生じゃないと習わないことも有るけど、、、。
でも英語だったら高校生でもやるわけで、、、。 中学生でやる意味は有るのかなあ?
 「さっちゃんも変なことを考えるんだなあ。」 それを聞いたお母さんも眼玉をクルクルさせるだけ。
「変なことじゃないよ。 ちゃんと考えてるんだから。」 「それはそうかもだけど何で今?」
「中学生だから。」 お母さんは皿を洗いながら考えるのでした。
「さっちゃんもいよいよ思春期が始まったのね。」 そういうことにしようとするのですが、さっちゃんは頷きません。
「何で中学生は中学生なの?」 「そんなこと言われたって、、、。」
 これにはお父さんもお手上げの様子。 ビールを飲みながら苦笑いするしかないようです。
何をどうしてこうなったんでしょう? さっちゃんはじれったい気持ちを抱えたまま3年生になるのでした。
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