香乃さんを激愛中
二人は食事をしながら他愛もない話に花を咲かせ、食べ終わると京馬の世話をした。おむつを替え、ミルクを飲ませ、柔らかいタオルで優しく体を拭いてやると、京馬は気持ちよさそうに目を閉じ、すやすやと眠りに落ちた。
それから二人もゆっくりと体を休め、朝の光がカーテンの隙間から部屋に差し込む頃、目を覚ました。
今日は翼の誕生会が開かれる日だ。
愛斗はすぐに身支度を整え、香乃もいつもより少し華やかな服に着替えた。二人の準備が済むと、京馬にも柔らかくて可愛らしい服を着せておめかしをさせ、愛斗は使い慣れたおむつや粉ミルク、哺乳瓶にガーゼ、おしり拭きなど、必要なものを一つひとつ確かめながら大きなバッグに詰め込んでいった。
バッグの中身をしっかりと確認し終えると、ベビーカーの下の収納スペースにそっと収め、出かける準備はすべて整った。
車に乗り込み、最初に向かったのは箸屋だった。
店の前の駐車場に車を停め、暖簾をくぐって店内に入ると、棚には色とりどり、長さも太さも様々な箸がずらりと並んでいた。
二人はあれこれと手に取り、木目の美しさや手触りを確かめながら選び、やがて翼に贈るにふさわしい上品な箸を二本選んだ。店員に渡すと、翼の名前と、彼女の夫である旦那の名前をそれぞれ箸の側面に彫ってもらうことにした。
彫り上がるまでに二十分ほどかかると聞き、二人は京馬をベビーカーに乗せたまま、隣にあるケーキ屋へと足を運んだ。
ケーキ屋の店内には甘い香りが漂い、ショーケースには色とりどりのケーキや焼き菓子が並んでいた。
二人はいくつか焼き菓子を買い求め、そして翼のために、大きくて華やかなデコレーションケーキを一つ注文した。
ケーキを受け取って箸屋に戻ると、ちょうど名前を彫り終えたところで、出来上がったばかりの箸を手に取り、会計を済ませて店を後にした。
次に向かったのは、誕生会の会場となるカラオケ喫茶「かず」だった。店に着いて挨拶を済ませると、翼、亜蘭、そしてのりおの三人が笑顔で迎えてくれた。
京馬を抱っこさせると、皆は目を細めて「大きくなったね」「ほんとに可愛い」と言いながら、柔らかい手つきであやしてくれた。楽しい話に花を咲かせていると、次々と生徒たちが店にやってきて、それぞれに挨拶を交わし、笑顔で言葉を交わした。
やがて生徒全員が会場に揃い、いよいよ誕生会がスタートした。最初に翼が皆に向けて挨拶をし、日頃の感謝の言葉を述べると、会場からは温かい拍手が送られた。
挨拶が終わると次は歌唱の時間となり、愛斗が自分で作詞をした『香乃を愛してる』という曲を、しっとりとした優しい声で歌い上げた。続いて生徒たちもそれぞれ得意な曲を披露し、会場は笑いと拍手に包まれた。
全員の歌が終わると、生徒たちと事務所のメンバー全員で、翼のために心を込めてバースデーソングを合唱した。
歌い終わると、事務所のメンバーたちが次々と翼にお祝いの言葉を贈った。最初にのりおが、次に亜蘭が、そして香乃が、それぞれに温かい言葉を述べ、会場の空気はますます和やかなものになった。
そしていよいよ愛斗の番となり、香乃からマイクを受け取ると、愛斗は真っ直ぐに翼を見つめ、心からのお祝いの言葉を語り始めた。
「翼先生、誕生日おめでとうございます。いつも僕たちの活動を支えてくださり、サポートしてくださって、本当にありがとうございます。それに、僕たち夫婦に子どもが生まれてからも、時間を作っては京馬の面倒を見てくださり、助けていただいて、どれほど感謝してもし尽くせない思いです。これからも変わらず、どうぞよろしくお願いいたします」
愛斗は深く頭を下げて感謝の気持ちを伝え、マイクを元の場所に戻した。
それから皆でケーキの周りに集まり、ロウソクに火を灯すと、翼は皆の歌に合わせて一息にその火を吹き消した。会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれ、皆でケーキを切り分け、甘い味と共に楽しい時間を分かち合った。食事と会話が一段落したところで、それぞれが用意していたプレゼントを翼に手渡し、笑顔と感謝の言葉が行き交う中、誕生会は和やかな雰囲気のまま、無事に幕を閉じた。
それから二人もゆっくりと体を休め、朝の光がカーテンの隙間から部屋に差し込む頃、目を覚ました。
今日は翼の誕生会が開かれる日だ。
愛斗はすぐに身支度を整え、香乃もいつもより少し華やかな服に着替えた。二人の準備が済むと、京馬にも柔らかくて可愛らしい服を着せておめかしをさせ、愛斗は使い慣れたおむつや粉ミルク、哺乳瓶にガーゼ、おしり拭きなど、必要なものを一つひとつ確かめながら大きなバッグに詰め込んでいった。
バッグの中身をしっかりと確認し終えると、ベビーカーの下の収納スペースにそっと収め、出かける準備はすべて整った。
車に乗り込み、最初に向かったのは箸屋だった。
店の前の駐車場に車を停め、暖簾をくぐって店内に入ると、棚には色とりどり、長さも太さも様々な箸がずらりと並んでいた。
二人はあれこれと手に取り、木目の美しさや手触りを確かめながら選び、やがて翼に贈るにふさわしい上品な箸を二本選んだ。店員に渡すと、翼の名前と、彼女の夫である旦那の名前をそれぞれ箸の側面に彫ってもらうことにした。
彫り上がるまでに二十分ほどかかると聞き、二人は京馬をベビーカーに乗せたまま、隣にあるケーキ屋へと足を運んだ。
ケーキ屋の店内には甘い香りが漂い、ショーケースには色とりどりのケーキや焼き菓子が並んでいた。
二人はいくつか焼き菓子を買い求め、そして翼のために、大きくて華やかなデコレーションケーキを一つ注文した。
ケーキを受け取って箸屋に戻ると、ちょうど名前を彫り終えたところで、出来上がったばかりの箸を手に取り、会計を済ませて店を後にした。
次に向かったのは、誕生会の会場となるカラオケ喫茶「かず」だった。店に着いて挨拶を済ませると、翼、亜蘭、そしてのりおの三人が笑顔で迎えてくれた。
京馬を抱っこさせると、皆は目を細めて「大きくなったね」「ほんとに可愛い」と言いながら、柔らかい手つきであやしてくれた。楽しい話に花を咲かせていると、次々と生徒たちが店にやってきて、それぞれに挨拶を交わし、笑顔で言葉を交わした。
やがて生徒全員が会場に揃い、いよいよ誕生会がスタートした。最初に翼が皆に向けて挨拶をし、日頃の感謝の言葉を述べると、会場からは温かい拍手が送られた。
挨拶が終わると次は歌唱の時間となり、愛斗が自分で作詞をした『香乃を愛してる』という曲を、しっとりとした優しい声で歌い上げた。続いて生徒たちもそれぞれ得意な曲を披露し、会場は笑いと拍手に包まれた。
全員の歌が終わると、生徒たちと事務所のメンバー全員で、翼のために心を込めてバースデーソングを合唱した。
歌い終わると、事務所のメンバーたちが次々と翼にお祝いの言葉を贈った。最初にのりおが、次に亜蘭が、そして香乃が、それぞれに温かい言葉を述べ、会場の空気はますます和やかなものになった。
そしていよいよ愛斗の番となり、香乃からマイクを受け取ると、愛斗は真っ直ぐに翼を見つめ、心からのお祝いの言葉を語り始めた。
「翼先生、誕生日おめでとうございます。いつも僕たちの活動を支えてくださり、サポートしてくださって、本当にありがとうございます。それに、僕たち夫婦に子どもが生まれてからも、時間を作っては京馬の面倒を見てくださり、助けていただいて、どれほど感謝してもし尽くせない思いです。これからも変わらず、どうぞよろしくお願いいたします」
愛斗は深く頭を下げて感謝の気持ちを伝え、マイクを元の場所に戻した。
それから皆でケーキの周りに集まり、ロウソクに火を灯すと、翼は皆の歌に合わせて一息にその火を吹き消した。会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれ、皆でケーキを切り分け、甘い味と共に楽しい時間を分かち合った。食事と会話が一段落したところで、それぞれが用意していたプレゼントを翼に手渡し、笑顔と感謝の言葉が行き交う中、誕生会は和やかな雰囲気のまま、無事に幕を閉じた。
