孤高の総帥は初めての恋に溺れる

アイランドリゾートホテル

穂香は今年の初めに親友の優依に
シンガポールのお土産にシルクの素敵な
スカーフをもらったのだ。

それがとても素敵で母と妹にお土産に
買って帰りたいと思っていたので、
目の前にそんなお店があって嬉しく
なった。

男二人には腹立たしいが、結果オーライ
と言う事で、お土産に素敵なスカーフと
自分にはショルダーバックを買ってサン
セットに間に合うようにアイランドリゾ
ートに帰った。

リゾートからは１時間ごとに船が出て、
船着場からは繁華街までシャトルバスが
出ているのでとても便利なのだ。

夕方にはナイトサファリのツアーもある。

穂香は今日はサンセットを見るために
浜辺に出るつもりなのだ。

男二人をやっつけた後から誰かに後を
付けられているような気配があったが、
リゾートに着くとその気配は消えた。

護身術の有段者である穂香は背後の
気配に敏感だ。

でも悪意を感じるものではなかったので、
気にしない事にしたが警戒は怠らなかった。

今日はルームサービスで夕食を取った。

着いてからホテルを散策して市街地に
向かったので少し疲れたのとリラックス
して食事したかったからだ。

そして今日の事をパソコンのネタ帳に
書き込みたかったと言うのもある。

ネタ帳はたいてい小さなノートなのだが、
それをパソコンにシンガポール編として
入れて行くのだ。

そして小説を書く時の参考にする。

プロットを作成するときにもすごく役に
立つのだ。