孤高の総帥は初めての恋に溺れる

初めての恋に溺れる総帥

何時からかなんてわからない。

きっと機内で物珍しそうに楽しそうに歩き
回っている穂香や高速でパソコンに何か
打ち込んでいる姿や寝てる間以外は、
ずっと何か食べていた穂香。

そして、男二人をあっと
いう間にねじ伏せて、”くそったれ“と叫ん
でいた穂香に目が離せなくなった。

そしてカジノでは子供の様に目をキラキラ
輝やかせていた穂香どの瞬間の穂香も
碧斗には眩しくて自然に目で追って
しまう。

カジノに入ってきた穂香はすぐにわかった
穂香の周りだけ輝いていたのだ。

碧斗は何としても、穂香を手に入れた
かった。

でも実際休暇が終われば物理的に時間
がない。

それは、ジョナサンにどうにかしてもらって
穂香と会える時間を作って貰うしかない。

とりあえず明日1日は穂香の時間を貰っ
たのでそれを思いっきり楽しもうと思う
碧斗だった。

ジョナサンを追い出して、さっとシャワーを
浴びてベッドに寝転んだ。

明日のサンライズは6時55分と表示され
ていたのでサンライズビーチに10分前
に集合にした。

しっかり寝て明日のデートに備えなけれ
ばと思う碧斗だったが、穂香の笑顔や
ブラックジャックで碧斗をそっと見て指
示を仰ぐ様子が可愛かったのを思い出し
てはニヤニヤが止まらない碧斗だった。

いつの間にか眠っていたようでアラームの
音で目が覚めた。
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