皇太子妃を公募で決めるなんて聞いてません~見返す為に応募したのに皇太子殿下に心奪われてしまいました~
その全ての結果が発表される日。

私とアレシオ殿下、そしてマリアンヌ皇女の運命が決まる日。

「どんな発表がされても、俺を信じて欲しい。」

そう言って、彼は私の手を包み込むように握った。

その温もりに、胸が締めつけられるような気持ちになる。

「はい。」私は大きく頷いた。

彼を信じたい、どんな結果であっても。

もし、この恋が試される瞬間だとしても、私は彼を信じ抜くと決めたのだから。

静かな誓いが、二人の間に交わされる。

その先に、希望の未来があると信じて──。
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