私に無関心な彼は激重でした。
な、なぜ笑う?殴られなくて良かったけど

面白い要素あった?てか、変なコってなに?

悪口?悪口ですか!?あー…訳分からん。

なんて私が考えてるというのに先輩は
構わず大爆笑。

「あははっ!…はぁ、涙でてきたー…」

なんて言う、笑いの感想なんていいってば!

「俺に見とれてた?褒め言葉として受け取っていーの?ふふっ…」 なにそれ!

なんて言うのが正解?また馬鹿正直に言ったら笑われる?だけど見とれてたのは事実な訳で、

「はい!!見とれてました!ごめんなさいね!」と、私はまた馬鹿正直に。

「そっかあ…、ほんと面白い…」
聞き逃しませんでしたよ。面白いって言いましたね?ウケ狙いで言ったんじゃないんですって!

すると続々教室に様々な学年の生徒がやってきた。先生が「よぉし、揃ったな!じゃあ用紙配るから黙々とやるんだぞー」と用紙を配り始める。

配られて、用紙を見るとぎっしりと文字が詰め込まれていて、まるでアリの行列のようだった。そう思っていると隣から声が聞こえた。「アリの行列じゃん、やる気なくすわ〜」と呟く。なんだなんだ。私も同じこと
思ってましたけど。
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