喜びをあなたと一緒に

優里、京都へ出発!

よいしょっと。

キャリーバックを押し入れから引っ張り出して、ほこりを払った。
最後の仕事を終えた後で、疲れているが、朝になるまで待てない。そんな気持ちだった。

化粧ポーチに、眼鏡とコンタクト、充電器…必要な物をどんどん詰めていった。

最後に、洋服を入るだけ詰め込んだ。
旅の日数は決めていない。
洗濯をするのにもお金がかかるだろうし、向こうの天候も分からないから、できるだけいろんな種類の洋服を入れていった。
パソコンと、デジタルイラストを描くためのタブレットも持って行こうか悩んだけれど、やめた。

イラストに絞りたくなかった。
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