喜びをあなたと一緒に
終業後、電車を降りて、すっかり暗くなった道を、とぼとぼと歩く。
「今日も、描けなかったなぁ。」独り言が出た。
イラスト制作アプリを開き、休憩時間に絵を描こうとしてみている。
しかし、いつもポーズだけで終わってしまい、白紙のデータが残るだけだった。
今までは、何度も打ち合わせを重ねてクライアントとイメージを照らし合わせ、頭に浮かぶままに絵を描いていた。
それが今は、描こうとすればするほどモヤがかかり、何も浮かばなくなってしまうのだった。
「やっぱり、ずっと続くのかなぁ…。」
現状を変えたいが、どうすればいいのか分からない。
沼にはまってしまったみたいだ。
あがけばあがくほどに、吸い込まれていくような感じがする。
だからと言って、何もしなければただ沈んでいくだけだ。
「何かしなければ」と焦ってあがくと、また吸い込まれていく――。
「今日も、描けなかったなぁ。」独り言が出た。
イラスト制作アプリを開き、休憩時間に絵を描こうとしてみている。
しかし、いつもポーズだけで終わってしまい、白紙のデータが残るだけだった。
今までは、何度も打ち合わせを重ねてクライアントとイメージを照らし合わせ、頭に浮かぶままに絵を描いていた。
それが今は、描こうとすればするほどモヤがかかり、何も浮かばなくなってしまうのだった。
「やっぱり、ずっと続くのかなぁ…。」
現状を変えたいが、どうすればいいのか分からない。
沼にはまってしまったみたいだ。
あがけばあがくほどに、吸い込まれていくような感じがする。
だからと言って、何もしなければただ沈んでいくだけだ。
「何かしなければ」と焦ってあがくと、また吸い込まれていく――。