甘くて危険なキミが好き
そう言うと行こっか。と琉陽さんが前を歩く
まだエレベーターの前にはたくさん人がいて怖かったけど、守るように前を歩いてくれる琉陽さんがなにより救いだった。
「まぁもう関わる気はないけど、今日はごめんね。」
車に入りシートベルトをつけると、琉陽さんは少し頭を下げた。
「いえ。全然。それより朔真のお兄さんだったなんて。驚きです。」
「僕も驚いたよ。君が蒼龍街に出入りする人間だったなんて。阿修羅には黙ってるの?」