愛を知った日
「2人ともあんま学校行ってないらしい。でもあんだけファンがいて常にキャーキャー言われてたらそりゃ疲れるよ」
「誰から聞いたの?」
「ファンクラブの人。鳳蝶の」
「明美ちゃん本当すごいよ」
「うん?なにが?」
「コミュ力が」
「ふふっ。ありがとう」
「ねぇね、動いたよ」
「あっありがとう。離れないでね」
「うん。楽しかったねぇ」
「うん。そうだね」
「碧くんは誰に書いたの?」
「お兄ちゃん!」
「へぇ。なんで?」
「お兄ちゃんかっこいいし優しいから」
「そっか〜」
「明美ちゃんは?」
「私は伊月。いくら人気でもあんな無愛想な奴は嫌だ」
「ふふっ。」
「奏は鳳蝶でしょ?」
「うん。どうしようか最後まで迷ったんだけどね。2人書けるようにしてほしかったよ」
「奏パパは?」
「最初は伊月くんにしようと思ってたけど伊月くんと鳳蝶くんの友情に感動して2人書いちゃった」
「それじゃあだめじゃん。まぁパパらしいけど」
「だって〜感動しちゃって〜」
「奏パパは涙もろいからなぁ」
「そうだよね。やっぱり」
「うん。涙もろいと思う」
そんなやり取りをしながら会場を出た。
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