愛を知った日
「送ってくれてありがとうございました。」
「ご両親に挨拶とかした方がいいよな?」
「いえ!面倒くさくなるのでここで大丈夫です。ありがとうございました。おやすみなさい。」
「そうか?おやすみ。ゆっくり休めよ。」
「ありがとうございます。」
そう言って私は家に入った。
「ただいま〜」
「おかえりなさい。」
「楽しかった?」
家に入ってリビングの扉を開けると両親が出迎えてくれた。
「うん。楽しかったよ。ご飯食べて映画観た。」
「これくらいの時間になるなら迎えに行けば良かったね。ごめん。」
「大丈夫。映画は急遽だったし帰りは鳳蝶くんが送ってくれたから。」
「あら。そうなの?やっぱり優しい子なのね。」
「それくらい当たり前だよ。逆にそこまで来たのに挨拶にも来ないのか。」
「めんどくさいことになるから私が断ったの。」
「パパ、あんまりそう言うこと言うと娘に嫌われるわよ。」
「えっ。そうなの?でも…」
「心配しなくても鳳蝶くんなら優しいし礼儀正しいしそれに2人ともそれなりの年なんだからちゃんとしてるわよ。」
「信用はしてるよ…」
「大丈夫よ。悪い子だったら私が容赦しないから。」
「そっか。ママが居れば大丈夫だよね。色々言ってごめん。」
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