爆弾魔(♀)はご主人様に溺愛されています
シル様と魔術
目が覚めると、金色に縁どられたベッドの天蓋が視界に入る。
それから窓に目をやると、まだ紺色だった。
う~ん・・・まだ陽は昇ってないし、朝ではないか・・・。
薄暗いし、起きる時間じゃないけどいっか。
そういえば大きいほうの魔域納袋から荷物を出しておくよう言われてたっけ・・・。
昨日はできなかったし、今やるのがちょうどいいだろう。
ベッドから出て、魔域納袋の中をあさる。
まず出てきたのは服だ。
基本的に黒か白。
装飾として金や銀もあるけど、赤や青などの派手な色は使われていない。
かための生地で、刺されても大丈夫そうだ。
服だけでもたくさんあり、デザインも様々。
宵月のみんなはオシャレ好きなのか・・・?
大きなクローゼットだと思っていたけど、魔域納袋に入ってる服を全部入れると、いっぱいになった。
その次にインテリアが出てくる。
ほんとに、色々なことにこだわりがあるんだろうか。
花瓶がたくさんあり、家具の上に置いてみる。
いい感じかも。
服だけでなくカバンやくつ、本などもある。
全部家具に入れていくと、部屋が少し彩られた気がした。
もともと部屋のデザインがおしゃれだったか、花瓶に花を入れるともっときれいだろう。
そうしているうちに、カーテンの向こうが明るくなってきた。
そろそろ朝か・・・。
ずっと暗い中作業してきたので、カーテンから差し込む光が目に染みる。
「ふ、ぁ・・・」
あくびをすると涙が浮かび、『自分が眠い』という事実に驚いた。
施設で機械的に働いてたころは、『眠い』なんて思わなかったのに。
私って、1日でこんな変わるものなのか?
そんな自分に呆れながら、魔域納袋を仕舞う。
寝ている間に着ていたのは寝間着ではないけど、私の感覚がおかしくなったのか、そのままは気持ち悪かったので着替えることにした。
クローゼットをもう1回開け、服を選ぶ。
「今日・・・は魔術教えてもらおうかな」
シオンたちに魔術を教えてもらいたいから、動きやすくて軽い服にしよう。
黒くて、襟足が長い服を着る。
昨日は執事服を着せられたけど、別に執事服を着る必要はないらしい。
ただ、どんな服にしろ、胸に月のバッジをつけること。
「これだったら火でも燃えないし防水加工もしてある・・・」
鑑定を使うと、その服がどれだけ高価なものか分かる。
まぁ、どれだけ高価でも使わなきゃ意味がないだろう。
それから窓に目をやると、まだ紺色だった。
う~ん・・・まだ陽は昇ってないし、朝ではないか・・・。
薄暗いし、起きる時間じゃないけどいっか。
そういえば大きいほうの魔域納袋から荷物を出しておくよう言われてたっけ・・・。
昨日はできなかったし、今やるのがちょうどいいだろう。
ベッドから出て、魔域納袋の中をあさる。
まず出てきたのは服だ。
基本的に黒か白。
装飾として金や銀もあるけど、赤や青などの派手な色は使われていない。
かための生地で、刺されても大丈夫そうだ。
服だけでもたくさんあり、デザインも様々。
宵月のみんなはオシャレ好きなのか・・・?
大きなクローゼットだと思っていたけど、魔域納袋に入ってる服を全部入れると、いっぱいになった。
その次にインテリアが出てくる。
ほんとに、色々なことにこだわりがあるんだろうか。
花瓶がたくさんあり、家具の上に置いてみる。
いい感じかも。
服だけでなくカバンやくつ、本などもある。
全部家具に入れていくと、部屋が少し彩られた気がした。
もともと部屋のデザインがおしゃれだったか、花瓶に花を入れるともっときれいだろう。
そうしているうちに、カーテンの向こうが明るくなってきた。
そろそろ朝か・・・。
ずっと暗い中作業してきたので、カーテンから差し込む光が目に染みる。
「ふ、ぁ・・・」
あくびをすると涙が浮かび、『自分が眠い』という事実に驚いた。
施設で機械的に働いてたころは、『眠い』なんて思わなかったのに。
私って、1日でこんな変わるものなのか?
そんな自分に呆れながら、魔域納袋を仕舞う。
寝ている間に着ていたのは寝間着ではないけど、私の感覚がおかしくなったのか、そのままは気持ち悪かったので着替えることにした。
クローゼットをもう1回開け、服を選ぶ。
「今日・・・は魔術教えてもらおうかな」
シオンたちに魔術を教えてもらいたいから、動きやすくて軽い服にしよう。
黒くて、襟足が長い服を着る。
昨日は執事服を着せられたけど、別に執事服を着る必要はないらしい。
ただ、どんな服にしろ、胸に月のバッジをつけること。
「これだったら火でも燃えないし防水加工もしてある・・・」
鑑定を使うと、その服がどれだけ高価なものか分かる。
まぁ、どれだけ高価でも使わなきゃ意味がないだろう。