冷酷女王に恋をして
でも……。

相変わらず私はそういうような大事な話になればなるほど直接聞けない。

もし本当に異動だったら。

毎日不安が私の心の中を蠢いていた。

 昼ごはんの時、やっとの決心で、先輩に聞いてみることにした。

「あの、先輩、異動するって、本当ですか?」
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