初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
ああ。本当に笑っている。

「ははは」

思わず声を出して笑ってしまった。
いつから忘れていたのか。笑うことを…。

あの女性に裏切られたと思った時から…俺は笑わなくなっていた。

恋も封印していた。

だから忘れていた。
恋するということを。

「恋なのか?」

「ええ。ディアン様、いえ、シェリア様はすばらしい女性ですからね。僕たちも独身であれば…」

「は? 何を言ってる?」

ぎょっとして噛みついてしまった。
< 111 / 283 >

この作品をシェア

pagetop