初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「シェリア」

すべての着替えを終えてカーテンを開けてでてきたシェリアを見て、デュランダルはあまりの美しさに息をのんだ。

ハーフアップにしたプラチナブロンドの髪はキラキラと輝き、紺色のサテンのドレスに白い肌が生えている。豊満な胸の谷間が見えすぎじゃないかと思うくらい肩が下がったドレスだったので、少し心配になるくらいだった。だが、胸に下がったデュランダルの瞳の色と同じ碧い大きなサファイアが美しく輝いていた。

実は同じくシェリアも自分と同じ色の正装である軍服を身に着けたデュランダルがあまりにかっこよくて卒倒しそうになったのだが、それは内緒だ。顔色には出さず、ただただ、眺めていた。
眼福すぎる…

この人がわたしを好きだと言ってくれているなんて…
信じられない思いだった。

「行こうか。シェリア」

「はい」

シェリアの手を取る。手袋ごしだが熱が伝わる。
やっと公表できる。
本当のシェリアを…

そして必ずやってくる魔王と対峙する。
彼女の兄と。
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