初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
傍らで眠る、かつての王であったゼノアと王女であったアリアをみて青い髪に戻っているのに気づいた。

彼らのせいでこの国は無茶苦茶になってしまった。

きっと彼らをにらむ人々。

だが、そこでデュランダルが胸をかばいながら立ち上がった。
キラキラした女神に見守られつつ。

「安心しろ。この者たちは魔王に操られていただけだ。事実今彼らはもとの青い髪に戻っている。今は気を失っているが、眠りから覚めれば、彼らは今まで通りよき王と王女となるであろう」

デュランダルが女神の後光に照らされて光り輝いている。
まさに聖王だ。

人々は「わーーーーー」と聖王に拍手を送った。

「魔王は倒した。再び世界に平和が訪れる。じきに王が目覚めればオルベリア王国はすぐに復活するであろう」

「わーーーーー!」

「聖王万歳!」

オルベリアの民衆の声は今やひとつにまとまっていた。
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