初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「何も記憶もないのに自分の目の前で人が転がり死んでいることに気づいた時にはもう絶望しかなかった。アリアはもっとひどかった。もうほとんど自分の記憶なんてなかったんじゃないかな?」
「だけど、最後に記憶をとりもどしたわ。お姉さまが憎かったと言ったから」
「え?」
ゼノアが顔をシェリアのほうへ向けた。
「そうか。記憶が少しでも残っていてよかった。アリアがもしこの深い睡眠から目覚めたときに、自分がやったことを懺悔できるためには記憶がないといけないからな」
そんなアリアは深い眠りに落ちたままだ。
「少しすっきりした。お前には最初から真実を打ち明けるべきだった。それができずにずっと恨みだけが俺の中で育ってしまった。これからは素直になる。どうか俺を助けてくれ。オルベリアをもう一度再興したい」
ベッドの上に正座したゼノアは深く頭をベッドにつけた。
「お兄様」
「もちろんデュランダル陛下にもちゃんと頼むから」
「そうですね。ちゃんと頼んでください」
「ああ」
その後、ゼノアはデュランダルの前で土下座し、そして、次の日、荒れ果てた王宮の前に立って、国民へと懺悔した。
「魔王に屈した自分がもう一度オルベリアを再興させる。必ず。愛するオルベリアをもう一度美しい国にするのに協力をお願いしたい」
深々と頭をさげたオルベリアの王、ゼノアへ国民たちは最初はパラパラと、そして最後は大きな拍手が送られた。
ゼノア王はその日から死ぬ気で働いている。
美しいオルベリアの再興のために。
「だけど、最後に記憶をとりもどしたわ。お姉さまが憎かったと言ったから」
「え?」
ゼノアが顔をシェリアのほうへ向けた。
「そうか。記憶が少しでも残っていてよかった。アリアがもしこの深い睡眠から目覚めたときに、自分がやったことを懺悔できるためには記憶がないといけないからな」
そんなアリアは深い眠りに落ちたままだ。
「少しすっきりした。お前には最初から真実を打ち明けるべきだった。それができずにずっと恨みだけが俺の中で育ってしまった。これからは素直になる。どうか俺を助けてくれ。オルベリアをもう一度再興したい」
ベッドの上に正座したゼノアは深く頭をベッドにつけた。
「お兄様」
「もちろんデュランダル陛下にもちゃんと頼むから」
「そうですね。ちゃんと頼んでください」
「ああ」
その後、ゼノアはデュランダルの前で土下座し、そして、次の日、荒れ果てた王宮の前に立って、国民へと懺悔した。
「魔王に屈した自分がもう一度オルベリアを再興させる。必ず。愛するオルベリアをもう一度美しい国にするのに協力をお願いしたい」
深々と頭をさげたオルベリアの王、ゼノアへ国民たちは最初はパラパラと、そして最後は大きな拍手が送られた。
ゼノア王はその日から死ぬ気で働いている。
美しいオルベリアの再興のために。