初夜に暗殺された王女は魔獣の国で再起する~魔獣の国の王の求愛がとまりません
「まぁディアン様。素敵」

いつものキラキラの髪のディアン様も素敵ですけれど、燃えるようなそのお色もとってもお綺麗ですわ。

侍女たちがうっとりと両手を顔の前で組み合わせている。

「別人みたいで驚きです」

鏡に映った自分を見て驚いた。

「ばれると困るからそれでいいんだ。では行くか」

「ところでどこに行くのでしょうか?」

「秘密だ」

「は?」

ズンズンと歩くので、後ろから小走りでついていくと、城の裏門前に粗末な馬車が停まっていた。

これで行くのね?
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