お兄ちゃん、すきだよ。
自動ドアを入り、店内に入る。
どこにでもあるようなチェーン店のカフェで、店内は程よく混んでいた。
「適当に座ってていいよ!私も適当に買ってくるから。」
そういうと小波さんは、さっとレジの横の列に並んだ。
取り残された私は、空いている席を探す。
完全に、小波さんのペースに飲まれている。
まだよくわからない話に突き合わされ、私の意思なんか少しも聞いてもらえない。
本当は、優と颯太とたい焼きを食べるはずだったのに…。
でもこんなことに腹を立てても仕方ない。
私は静かに席で小波さんを待った。