お兄ちゃん、すきだよ。
「ねぇ春乃!先生かっこいいよねぇ?」
「んなことねぇよな!俺のがまだいい男だよな?」
「そんなことありませんー!春乃は絶対に先生のが好きですー!ねぇ春乃?」
「ちげーよ!春乃はあんな男よりも俺のが好きだよなぁ?」
私を巻き込んで更にヒートアップしていくふたり。
その声は徐々に大きくなっていっている。
「わかったからふたりとも、いい加減にしないと…。」
そのときだった。
「コラそこの3人!さっきからうるさいぞ!」
先生の怒りが飛んできた。