恐怖病院
そう言って手渡されたのは女の子をかたどったぬいぐるみだった。
白い肌にブルーのボタンの目、鼻はなくて口は黒色の糸で刺繍されている。
そして髪の毛は金色の毛糸で作られていた。
手に持ってみるとフカフカと柔らかく、柔軟剤の匂いがかすかにただよった。
ぬいぐるみは花柄のカラフルなワンピースを着ていて、いかにも女の子が好きそうなものだった。
私も可愛らしい人形を見ていると少しだけ心が和んだ。
「それ、真希が持つ?」
佳奈美に質問されて私は自分も胸に人形を抱きかかえていることに気がついた。
なにか持っていたほうが安心する。
「う、うん。そうしようかな」
白い肌にブルーのボタンの目、鼻はなくて口は黒色の糸で刺繍されている。
そして髪の毛は金色の毛糸で作られていた。
手に持ってみるとフカフカと柔らかく、柔軟剤の匂いがかすかにただよった。
ぬいぐるみは花柄のカラフルなワンピースを着ていて、いかにも女の子が好きそうなものだった。
私も可愛らしい人形を見ていると少しだけ心が和んだ。
「それ、真希が持つ?」
佳奈美に質問されて私は自分も胸に人形を抱きかかえていることに気がついた。
なにか持っていたほうが安心する。
「う、うん。そうしようかな」