恐怖病院
そして通路の突き当りには《口出》の看板が光っている。
「出口だよ!」
私は思わず大きな声でそう言って、渚ちゃんと共に駆け出した。
だけど、反転した出口看板の前まで到着すると、急に渚ちゃんが立ち止まったのだ。
「どうしたの? 早く出るよ?」
貴也はきっと追いついてくる。
ここで待つよりも外で待つほうがずっと安全だ。
それなのに渚ちゃんは唇を引き結んで首を左右に振ったのだ。
「出られない」
「なに? どういう意味?」
出口はもう目の前だ。
数歩進めは外に出られる。
私が渚ちゃんの手を引っ張ると、渚ちゃんはひきずられまいと体勢を低くして抵抗する。
「どうしたの渚ちゃん。ずっとここにいたいの!?」
「出口だよ!」
私は思わず大きな声でそう言って、渚ちゃんと共に駆け出した。
だけど、反転した出口看板の前まで到着すると、急に渚ちゃんが立ち止まったのだ。
「どうしたの? 早く出るよ?」
貴也はきっと追いついてくる。
ここで待つよりも外で待つほうがずっと安全だ。
それなのに渚ちゃんは唇を引き結んで首を左右に振ったのだ。
「出られない」
「なに? どういう意味?」
出口はもう目の前だ。
数歩進めは外に出られる。
私が渚ちゃんの手を引っ張ると、渚ちゃんはひきずられまいと体勢を低くして抵抗する。
「どうしたの渚ちゃん。ずっとここにいたいの!?」