悪魔を召喚したならば

「本当に大丈夫そうだな。んじゃ、栞がクラスの女子3人に話しかけたら、燈吏が自動的に会いにいくように魔法をかけるぞ?」
「寿命は何年くらい必要?」
「お前に会いにいくくらいで寿命を取れるかよ。そんなの、むしろ……」
「えっ、何て?」
「何でも。寿命は要らねえって言ったんだよ」

 悪魔はゴニョゴニョと何かを呟く。

 ボフッ!

 私は煙に包まれた。

「ゲホッ、ゲホッ! これって魔法? いきなりかけないで、前もって教えておいてよ」

 けれど、一向に返事はない。

 煙が消えたときには、悪魔はいなくなっていた。

(でも、きっとすぐ会えるね)

 私次第。
 その気になれば、明日にだって会える。

(『な、簡単だっただろ?』って、エバるかな?)

 久しぶりに学校が楽しみだ。


END

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