黒百合の女帝
 そこで数日間、昼食を同級生と摂ることになった。

ラクアにはああ言ったが、それらは全て虚言。

実際は彼、彼女らと談笑を繰り広げていたまで。

そのお陰で、幾分か彼らとの距離を取り戻せた。

予想通り、ラクアの口数も増加したようだし。

希少性の原理や部分強化効果が効いたのだろうか。

しかし、次の行動はリスクを大きく伴うのだ。

それでも彼が離れぬよう、下準備をしておかねば。


 「そういえばラクア、今度二人で遊びに行かない?」

私がそう尋ねれば、ラクアの動きが止まる。

そして目的を問うように、目線を合わせてきた。

 「勿論、ただ単純に楽しむだけだよ。美味しい物食べて、楽しい事して。」

 「行く」

 「本当?じゃあ予定立てちゃうね。」

即答に対し、こちらも迅速な対応を施す。

カレンダーアプリを開き、休日の空きを確認する。
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