黒百合の女帝
 「まず、現段階のメンバーと、その役割を整理しましょうか。」

各自適当に座った後、早速会議を始める。

進行はこの私、ユリが。書記はカヤが担当。

手元のメモ帳を一瞥し、要点を整理していく。

総長が私、副総長は以前決めた通りヤナギ。

そしてハラとカヤは幹部、ということになっている。

 「しかし私たち四人以外には、これとは別の肩書きで私たちを認識して貰います。」

 「まあ俺とヤナギさんは変わらんけどね。ユリとカヤさんがチェンジでしょ?」

 「私は幹部じゃなくて、姫って肩書きになるけどね。」

ハラの発言を捕捉しながら、再び解説する。

先程述べた役割が、本当の立ち位置だ。

しかし、都合上これは他言無用の事実になる。

カヤは幹部でなく、麓冬の創設者であり総長。

そして私は麓冬の姫、というのが表面上の設定だ。

因みに、カヤには事前に了承を得ている。

私を除く三名は顔出し、上記の名を公開。

姫である私は、一切の情報を非公開とする。

なので四人以外の場では、私は『冬姫』と呼ばれる事に。
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