この恋、予定外すぎて困ってます
放課後。
花は部活で、私はひとりで校門を通る。
そのとき——
「あ、晴人の彼女?」
声をかけられた。
……美冬さんだった。
えっ、なんでここに?
どうやら、晴人先輩に会うために待ち伏せしてたらしい。
「晴人先輩ならいませんよ」
そう言うと、美冬さんはちょっと不満そうに言った。
「えー!なんで、来た意味ないじゃん」
……この人、どういうつもりなんだろう。
すると突然——
「じゃあ、ちょっとお茶しない?」
えっ? なんで!? なんでそうなるの??