この恋、予定外すぎて困ってます
『今日の夜は花火大会ですね~』
『夜も暑いので、花火見に行かれる方は気を付けてくださいね』
テレビから流れるニュースの声。
ああ、そうか。
もうそんな季節なんだ。
浴衣着て、夜空を見上げて、 ドーンって花火が咲く日。
でも、私には関係ないと思ってた。
「涼ちゃん」
先輩が、突然声をかけてきた。
「はい?」
「夜、花火大会行く?」
「……え?」
え? 今、なんて言った?
「夏らしいことしてないじゃん、俺たち」
…確かに。
毎日だらけて、アイス食べて、 エアコンの前で溶けてるだけ。