本日、仕事のために愛されママになります~敏腕社長は契約妻への独占愛を手加減しない~【愛され最強ヒロインシリーズ】
今朝、航希には青葉とした打ち合わせの報告もそこそこで切り上げている。
「なにか悩みでもあるの? どれどれ、お姉様が聞いてあげましょう」
「父さんとの約束の件だろ?」
莉乃の代わりに航希がすかさず答える。
「ああ、例の〝三十歳までに結婚〟ってやつね」
「そうそう。それまでに結婚なんて無茶もいいところだよ」
若奈と航希は、それぞれカルボナーラとミートソースドリアを口に運びながら頷き合った。
いつもの莉乃だったら言い返しているところだが、今日はその余力がない。ふたりのやり取りもうわの空で聞いていたが、ふと顔を上げる。
「……ねえ、若奈」
「なになにどうした? なんでも聞いて」
定まらずにいた焦点を若奈に合わせると、彼女はにっこり笑顔で先を促した。
「若奈は子持ちとの結婚って考えられる?」
「子持ち!?」
ひとりで悩んでいても埒が明かないため、率直に質問する。客観的な意見が聞きたい。
予想外の質問だったらしく、若奈はこれ以上ないほど目を真ん丸にした。
「うん、子持ち」
「姉貴、まさかコブつきと結婚するって言うのか!?」
航希はガタンと椅子を鳴らし、声を荒げる。
青葉にプロポーズのオッケーをもらい、これでルナリアを畳まなくて済むと思ったのも束の間、衝撃的な打ち明け話を聞いたのは昨夜のことだった――。
「なにか悩みでもあるの? どれどれ、お姉様が聞いてあげましょう」
「父さんとの約束の件だろ?」
莉乃の代わりに航希がすかさず答える。
「ああ、例の〝三十歳までに結婚〟ってやつね」
「そうそう。それまでに結婚なんて無茶もいいところだよ」
若奈と航希は、それぞれカルボナーラとミートソースドリアを口に運びながら頷き合った。
いつもの莉乃だったら言い返しているところだが、今日はその余力がない。ふたりのやり取りもうわの空で聞いていたが、ふと顔を上げる。
「……ねえ、若奈」
「なになにどうした? なんでも聞いて」
定まらずにいた焦点を若奈に合わせると、彼女はにっこり笑顔で先を促した。
「若奈は子持ちとの結婚って考えられる?」
「子持ち!?」
ひとりで悩んでいても埒が明かないため、率直に質問する。客観的な意見が聞きたい。
予想外の質問だったらしく、若奈はこれ以上ないほど目を真ん丸にした。
「うん、子持ち」
「姉貴、まさかコブつきと結婚するって言うのか!?」
航希はガタンと椅子を鳴らし、声を荒げる。
青葉にプロポーズのオッケーをもらい、これでルナリアを畳まなくて済むと思ったのも束の間、衝撃的な打ち明け話を聞いたのは昨夜のことだった――。