本日、仕事のために愛されママになります~敏腕社長は契約妻への独占愛を手加減しない~【愛され最強ヒロインシリーズ】
 『そ、そういうヨイショはいいから』
 『ヨイショしたつもりはない。事実を言ったまで』


 唐突に褒められて恥ずかしい。見た目は肩書き上、気を使っているし性格はよそ行きだ。猫を被っている。


 『私、恋愛関係はほんとにダメで。声を掛けてホテルに連れ込まれそうになったり、モラハラ男だったり、女社長は結婚相手としてあり得ないって振られたり。恋愛偏差値が低すぎるの』
 『仕事はバリバリなのに』
 『それを言わないで』


 耳が非常に痛い。航希にも言われたばかりだ。


 『ちょっと待て。じゃあ、プロポーズは俺で四人目ってことか』


 自分の胸を指差し、青葉が目を瞬かせる。


 『……ごめんなさい』


 素直に認めた。三人に振られた話をした以上、誤魔化せない。


 『傑作だな』
 『気が変わった?』


 四人目と聞き、プライドが傷ついたか。


 『いや、かなり愉快だ。で、キミは? 俺が子持ちと知っても結婚の意思は変わらないか?』
 『ごめんなさい。少し考えさせて』
 『今の流れだとオッケーじゃないのか? とはいえ、まぁコブつきときたら即決は無理だろうな。いいよ、よく考えてみて』


 青葉はカラッと笑ってカクテルを飲み干した。
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