本気の恋も三度まで〜恋愛したくなったら同僚がチャンスをくれました
「今茉琴ちゃんが担当してる取引先に、俺が一課にいた頃に担当してたところがあるんだよ。担当さんから茉琴ちゃんの話を聞いて、俺も話してみたかったんだよね。同じ会社にいるのに、知りませんなんて言えないでしよ?
それなのに何度頼んでも気の利かない後輩がいるからさ?」
と笑みを浮かべまた圭人をチラリと見る。
圭人が松岡に誰とも告げずに茉琴をこの場に連れてきてくれたところをみると、本当に「きっかけ」だけを作ってくれたのだろう。
茉琴ははじめは戸惑ったが、共通の話題もあり楽しい食事だった。
松岡は話が上手い。
さすが海外をメインにする二課。話題も豊富でしかも話も食事も茉琴のペースを気遣ってくれる。
圭人は話を振られれば答えるものの、ほとんど会話に加わることなく黙々と食事を進めていた。
時間ギリギリまで食事を楽しみ、松岡から今度はディナーでと誘いを受け、オフィスへ戻った。
それなのに何度頼んでも気の利かない後輩がいるからさ?」
と笑みを浮かべまた圭人をチラリと見る。
圭人が松岡に誰とも告げずに茉琴をこの場に連れてきてくれたところをみると、本当に「きっかけ」だけを作ってくれたのだろう。
茉琴ははじめは戸惑ったが、共通の話題もあり楽しい食事だった。
松岡は話が上手い。
さすが海外をメインにする二課。話題も豊富でしかも話も食事も茉琴のペースを気遣ってくれる。
圭人は話を振られれば答えるものの、ほとんど会話に加わることなく黙々と食事を進めていた。
時間ギリギリまで食事を楽しみ、松岡から今度はディナーでと誘いを受け、オフィスへ戻った。