本気の恋も三度まで〜恋愛したくなったら同僚がチャンスをくれました
そんな圭人とは少なくとも月に一回くらいはランチや飲みに出かけている。新入社員研修期間に同じチームだったことをきっかけに一緒に食事をするようになった。
たまたま同期で入社して、たまたま同じ部署の配属になった同僚だ。それがいつのまにか月の定例のように食事をする仲になっていた。

ランチは二人で行くことが多いが、夜は先輩や後輩も一緒になって部内の飲み会になることもある。


圭人にとってどれだけ必要な時間になっているかはわからないが、茉琴にとっては仕事ができる彼との時間はいい刺激であり、彼との情報交換は本当に仕事のためになっている。

同期で同僚でもなければ、圭人と二人で飲みに行くことなんて絶対になかっただろう。

だからこそ茉琴はよりいっそう彼に追いつきたい、追い越してみたいと思うのだ。



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