どっちの愛も、重すぎて息ができない。

低くて、胸の奥がゾワゾワする声。

けど、すぐにいつもの柔らかい笑顔に戻る
奏多。



「ご、ごめん。俺莉奈のこと好きすぎて、
ちょっと嫉妬しちゃうんだ、」


ちょ、ちょっと、?


……"好きすぎて"その言葉が甘すぎて
少しだけ怖い…、

< 2 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop