桜が咲く時まで、生きていたい
あの日の後も、宗一郎は一日も欠かすことなく病室に足を運んでくれている。
一方の姫奈は、手足に力が入りづらくなり、痺れることが多くなっていた。
理由はわかっている。病状が悪化してきているからだ。
なので、最近は車椅子を使うことが多くなっていた。
今日も車椅子に乗り、宗一郎と共に病院の中庭に来ている。
「ごめんね、押してもらっちゃって」
「このぐらい、なんてことない。俺は、謝るんじゃなくて感謝される方が好きだ」
「…ありがとう」
もうすぐ、夏休みも終わり、始業式がある。
学校に行けるかは、まだわからない。
「もうすぐ、夏休みが終わっちゃうね」
「…そうだな。なぁ、姫の病気のこと、蘇芳と春樹に話してもいいか?」
「どうして?」
「学校に行けるようになったらさ、知ってるやつが少しでもいた方がいいだろ?」
確かに一理ある。
「わかった」
「ありがとう」
それから数日後、その日はいつになくウキウキした様子で宗一郎は姫奈の病室にやってきた。
一方の姫奈は、手足に力が入りづらくなり、痺れることが多くなっていた。
理由はわかっている。病状が悪化してきているからだ。
なので、最近は車椅子を使うことが多くなっていた。
今日も車椅子に乗り、宗一郎と共に病院の中庭に来ている。
「ごめんね、押してもらっちゃって」
「このぐらい、なんてことない。俺は、謝るんじゃなくて感謝される方が好きだ」
「…ありがとう」
もうすぐ、夏休みも終わり、始業式がある。
学校に行けるかは、まだわからない。
「もうすぐ、夏休みが終わっちゃうね」
「…そうだな。なぁ、姫の病気のこと、蘇芳と春樹に話してもいいか?」
「どうして?」
「学校に行けるようになったらさ、知ってるやつが少しでもいた方がいいだろ?」
確かに一理ある。
「わかった」
「ありがとう」
それから数日後、その日はいつになくウキウキした様子で宗一郎は姫奈の病室にやってきた。