身長差30cm、恋の距離は0cm?

名探偵ちゅあ ここに参上!

翌日、私はひまりちゃんと一緒に、朝陽先輩の行動をこっそり観察することにした。
「ホントに来るの〜??」
とひまりちゃんのだるそうな声に 返事をする
「多分……来るはず!、、」
なんと、朝陽先輩の靴箱の中に 、「昼休みに体育館裏に来て下さい。」という手紙を発見したのだ。
きっと何か手がかりがあると予想した私は ひまりちゃんを連れて、張り込みをしているという訳だ。
すると、昼休み、朝陽先輩が誰もいない体育館裏で、見慣れない女子と話しているのを見つけた。その女子は、生徒会長である朝陽先輩に近づくために、何度も声をかけていた、学園でも有名な女子だった。

彼女は、朝陽先輩に何かを渡され、深い悲しみを帯びた顔で、何度も頷いていた。そして、彼女は朝陽先輩に言った。
「瀬名くん、私のこと、好きじゃないんでしょ?」
その言葉に、朝陽先輩は顔を歪め、何も答えなかった。
「なら、あんたのために、あの子から離れてあげる。でも、その代わり、私の言うことを聞いてくれないかな?」
その言葉に、朝陽先輩は苦しそうな顔で頷いた。

私たちは、隠れて様子をうかがっていたが、朝陽先輩はとても苦しそうで、見ていられなかった。
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