永遠の絆*
あちらこちらから輝きだす光が眩しくて思わず目が眩みそうになった。

色々な感情と色々な記憶が頭の中を支配する中、手に握り締めているお金を無造作に鞄の中に突っ込む。


このホテル街から抜け出す為、私は早く足を進ませた。


OL、サラリーマン。

楽しく歩く恋人同士…


さらに私と同じく中年の男と歩く女子高生。

みんな、こんな腐った世の中が楽しいのだろうか…


1人で歩くホテル街はやけに周りから視線を浴びる。

制服だからだろうか。

今日はたまたま制服。


それがやけに目立ってしまう所為で視線を浴びてしまう。

ま、別にどうでもいいけど。

お金を貰ったら、私はそれだけでいい。


ただ、

それだけでいいんだ…
< 4 / 594 >

この作品をシェア

pagetop