永遠の絆*
「でも…決めた事だから頑張るよ」

「あぁ」


“待ってる”

付け加えられた言葉とともに、私の唇に翔の唇が落ちてきた。

軽く交わした唇が離れ、その唇に翔の指が触れる。


「冷た」


小さく呟かれ唇に触れていた手が私の手に絡む。


「なんでそんな温かいの?」

「みぃちゃんが好きすぎて火照ってるだけ」

「もぉ、なにそれ。じゃあ温めてよ」


クスリと笑った翔の唇と再び重なり合う。

その重なりあった唇から熱が発するくらいに身体が熱くなり、覆いかぶさる翔の首に自分の両腕を回し抱きしめる。



「…美咲、好きだよ」

「私も好き」


心の中で何回“好きだよ”って叫んだのかも分からないくらいだった。

翔は私を抱くときはいつも呼び捨てにする。

そう呼ばれるだけで、いつもより胸がやけにドキドキしてた。


「気持ちいい?」


甘い2人の吐息の中にクスリと笑った翔の言葉が落ちる。


「…うん」


そんな事を聞かれると余計に恥ずかしくなる。

そんな私に翔は頬を緩ませた。



「俺も」


重なり合う唇から熱が込み上げる。

少しずつ入ってくる翔の舌に私の舌も絡まり合う。

幸せで意識が飛びそうなその感覚に私は翔の首に両腕を回した。


このまま時間が止まればいいって、そう思ってしまった。


人生なんて、つまんなくてつまんなくて自分を削る事しか出来なかったのに、たった一人の翔と言う男に出会い私の人生が大きく変わった。


傍にいる事も

繋ぐ温もりも

触れる体温も


全て


幸せだと思える

瞬間だった。

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