*youth*

現実








~Sachi~






悠ちゃんがひぃちゃんにお別れを言いに行っているとき、



私は空を眺めていた。





なんとなぁ~く、周りから見ると私って悲しい人だなww








こういうふうに一人でいる時に、いつも思うこと。






今のままじゃダメだ。











私は恐る恐る自分の足に手を触れてみた。








冷たい。。。







まるで生きている人間の肉体じゃないみたいだ。。。








このまま私はずっと歩けないのかな。。。
















空に飛行機が通った。







そして、飛行機雲ができる。







その飛行機が行く方向に土手の手すりつきの階段があった。





あんなところに階段なんてあったんだ。。。





私は何も考えずに、その階段の手前まで転がり、手すりをつかんだ。







そして、そして腕の力だけで立とうとした。





腕は体全体の体重を支える事が出来なくて、すぐに崩れた。




だけど、次に私は両手で鉄棒をするように腕の力で体を持ち上げた。





あっ、持ち上がった・・・。




私の悪あがき。





これって、立ったって言えるのかな??







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