【短編】Promise~小さな恋物語~

一章 恋の芽




今年も、この季節がきた…。



街は綺麗にライトアップされ、まるで宝石箱のように輝いて…


教会からは、クリスマスキャロルが流れ、道行く人達は温かな気持ちになる。



けれど、私だけは違った。



この季節が来るたび、教会の前を通ると胸が痛み苦しくなる。


仕事を終えて、ベッドに倒れ込んだ。


ふと、カレンダーが目に入り小さく呟く。



「明日か…」





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