英雄の妻に転生しましたが、離縁されるようです ~旦那様、悪妻の私を愛さないでください~
せっかくだから温かいうちにと彼にパイを切り分けてもらい、香りのいい紅茶と一緒にいただくことにする。
「美味しい……! しっとり滑らかで、お芋の味が濃くて……これは何個でもいけちゃうわね!」
一瞬でスイーツの味の虜になり、夢中になって頬張っていると、ジョニーさんが不思議そうに尋ねてくる。
「そうおっしゃっていただけて、光栄です。それにしても、メイドの間で噂になっているようですが、奥様が記憶喪失になったって話は、本当なんですかい……?」
「ええ、まぁ……」
「はぁ。なにはともあれ、奥様がまともになられて良かったです」
今のわたしには、好感を抱いてくれたようだ。なにか困ったことがあったら力になると言って、彼は下がっていった。
「美味しい……! しっとり滑らかで、お芋の味が濃くて……これは何個でもいけちゃうわね!」
一瞬でスイーツの味の虜になり、夢中になって頬張っていると、ジョニーさんが不思議そうに尋ねてくる。
「そうおっしゃっていただけて、光栄です。それにしても、メイドの間で噂になっているようですが、奥様が記憶喪失になったって話は、本当なんですかい……?」
「ええ、まぁ……」
「はぁ。なにはともあれ、奥様がまともになられて良かったです」
今のわたしには、好感を抱いてくれたようだ。なにか困ったことがあったら力になると言って、彼は下がっていった。