上野原ユキという怪異についてご報告ください
四隅は窓を塞ぐようにして背の高い本棚が並び、換気できない状況になった部室内は誇りっぽくてインクの匂いが充満していました。
「この人、冊子を読んで来てくれたみたいです」
男子生徒がソファに座っている女子生徒へ向けて嬉しそうに報告したので、私はコテンと頷くようにして頭をさげました。
「ありがとう! 部室まで来てくれるなんで嬉しい。私部長の七木田です」
七木田という珍しい苗字を名乗ったその人は3年生で、今ここにいる部員はふたりだけのようでした。
私は男子生徒に手で差されて七木田先輩と向かい合うように座りました。
「この人、冊子を読んで来てくれたみたいです」
男子生徒がソファに座っている女子生徒へ向けて嬉しそうに報告したので、私はコテンと頷くようにして頭をさげました。
「ありがとう! 部室まで来てくれるなんで嬉しい。私部長の七木田です」
七木田という珍しい苗字を名乗ったその人は3年生で、今ここにいる部員はふたりだけのようでした。
私は男子生徒に手で差されて七木田先輩と向かい合うように座りました。