「明治大正ロマンス ~知らない間に旦那様が変わっていました~」
「そうですね。
 私なんて、晃太郎様とは釣り合いませんよね……」

「いや、珠子っ。
 逆だろうっ」
と晃太郎は慌てて言う。

 いや、三条本家はすごいですが。

 何度も言いますが、うちは零落しちゃってますからね……。

 だが、そんな二人のやりとりを中山は微笑ましげに眺めていた。

 



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