からかわないでよ、千景くん。
それからというもの、終業式を迎えるまで隣の千景くんにからかわれ続けた。
どうやら、私の困った顔や赤くなった顔が好きらしい。
終業式の日に、
「俺、ほんとは吸血鬼じゃないんだ。ごめんね」
なんてとっくの間にばれてた嘘を悲しそうに白状してきた。
と思えば、
「でも、噛みつきたいのはほんとだよ」
なんて妖しい笑みを浮かべていて……結局どういうこと!?と混乱したのは言うまでもない。