からかわないでよ、千景くん。



「でも、丈短すぎじゃない?」


「…え?」



千景くんの目が、急に曇る。


その瞬間—— お腹に、ひんやりした感触。



「…っ!」



千景くんの手。



「こんなにお腹出してたら、触っちゃうよね」



ドキッとした。
でも——



「で、でも…他にもいっぱいいるし…」



ショート丈なのは、私と志緒ちゃんだけじゃない。

…ってことは。



「ほ、他の女の子のお腹も触っちゃうの?」



私だけじゃないの?

その考えが、胸をじんわり締めつけた。

悲しくなってくる。


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