私なんかが神様のお嫁さんになりました

杏たちがお屋敷に戻ると、女性たちが杏に駆け寄り、杏を抱きしめるようにして集まった。
涙を流している者もいる。

「杏様!ご無事で良かったです!」
「心配しておりました!」

杏は皆に向かって笑顔を見せた。

「心配をお掛けして申し訳ございませんでした。」

白様は何か思いついたようにお屋敷の女性達と外にもいる妖たちに向かって声をあげた。

「杏を探してくれた御礼と杏が無事に帰って来た祝いだ。今日は皆で宴をしようぞ!」

お屋敷の庭に面した窓や壁は取り外されて庭の妖たちも嬉しそうに声をあげる。

「杏様よかった!宴だ!宴だ!」

女性たちが次々と豪華な料理をお膳に乗せて運んでくる。
大きな樽が運ばれてお酒がその中に沢山入っているようだ。

白様は皆に大きな声をあげた。

「酒も料理も沢山用意する。今日は皆で楽しい宴をしようぞ!」

「おー!」
「杏様!バンザーイ!」


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