これは形だけの結婚ですので!~剛腕パイロットは初恋のカタブツ妻を容赦なく溺愛する~【愛され最強ヒロインシリーズ】
国土交通省が実施する航空英語能力証明でレベル六という、パイロットですら取得困難な資格を有しており、いわゆるネイティブ。

幼い頃とは違う低くて渋い声は、聞き惚れてしまうほど。

ただの幼なじみなのに鼻が高くて、ひとりでこっそりにたつきながら、サービスを始めた。



同じクルーで羽田と新千歳を往復したあと、今度は伊丹空港に向かう。

到着から出発までの時間が短いとかなりバタバタする。

それでも、すべてを完璧にこなさなければならない。

伊丹便はビジネスで使用する常連のお客さまも多く、私を覚えていて挨拶してくれる人もいる。

名前や顔を覚えてもらえるのは、サービスに満足してもらえているのかなと、うれしいものだ。


最後の乗務を終えたあと、十八時少し前に会社指定のホテルにバスで向かった。


「夕飯食べに行く?」


チーフパーサーが皆に聞いてくれる。

こうしてステイになるときは、キャビンアテンダント同士で食事や買い物に出かけることもしばしばだ。

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