危険な隣人たち

竜也の誓い

竜也はその背を見せながら、心の中で再び誓った。
「お前を絶対に守り抜く。」
その言葉に、今までの辛さや痛みがすべて込められていた。
どんな試練が待ち受けていようと、竜也はゆいを守り抜く覚悟を決めていた。

「ゆい、行こう。」
竜也がその言葉を口にすると、ゆいは笑顔で答えた。
「はい。」

二人は、運命の扉を開けるようにして、前に進んだ。
その先に待っているものが何であれ、共に乗り越えていく――その決意だけが、彼らの胸に強く刻まれていた。
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