執拗に愛されて、愛して
「婚約とかそんな大それた話じゃないけど、このくらいは良いかなって。」
雅が私の右手に右手でギュッと握るのを見ると、薬指に同じデザインの物がついている。まさかのペアリングに「えええええ!?」と驚きの声が出た。そんな私の反応を満足気な表情で見ている雅。
そのまま驚いて動けずにいると、雅は乗り過ごしそうな私を新幹線の方へと身体を向けさせて背中を押して無理矢理新幹線に乗せる。
何か言わないとと、雅の方を慌てて向くと私の言葉を遮って「それ外すなよ、他の男に見せつける用だから。」と言っていた。つまり、他の男性への牽制の意味があるらしい。
「…独占欲すごすぎ。」
「なんとでも言えよ、悪くないって思ってるくせに。」
図星だから何も言えない。前なら何してんの、恥ずかしい。誰も私なんて狙っても居ないしやめてよね。くらいの軽口を叩いていたと思うし、今も私を狙う男性なんていないとは思っているけど、雅のこの独占欲は全然嫌じゃない。
そのまま新幹線の扉が閉まって、雅の方を見ていると、笑顔でこちらに手を振っている。
「…私にも言いたいことくらい、言わせなさいよ。バカ。」
この指輪の文句を言ってやりたかった。こんなことするなら婚約くらいしろって。帰ってきたら結婚しよってあの日みたいに言ってくれたらいいのに。
そんな文句はあったけど、でもこの指輪は今度の遠距離は大丈夫だと、私に勇気をくれた。
────もう絶対に何があっても別れたいなんて言わない。
雅が私の右手に右手でギュッと握るのを見ると、薬指に同じデザインの物がついている。まさかのペアリングに「えええええ!?」と驚きの声が出た。そんな私の反応を満足気な表情で見ている雅。
そのまま驚いて動けずにいると、雅は乗り過ごしそうな私を新幹線の方へと身体を向けさせて背中を押して無理矢理新幹線に乗せる。
何か言わないとと、雅の方を慌てて向くと私の言葉を遮って「それ外すなよ、他の男に見せつける用だから。」と言っていた。つまり、他の男性への牽制の意味があるらしい。
「…独占欲すごすぎ。」
「なんとでも言えよ、悪くないって思ってるくせに。」
図星だから何も言えない。前なら何してんの、恥ずかしい。誰も私なんて狙っても居ないしやめてよね。くらいの軽口を叩いていたと思うし、今も私を狙う男性なんていないとは思っているけど、雅のこの独占欲は全然嫌じゃない。
そのまま新幹線の扉が閉まって、雅の方を見ていると、笑顔でこちらに手を振っている。
「…私にも言いたいことくらい、言わせなさいよ。バカ。」
この指輪の文句を言ってやりたかった。こんなことするなら婚約くらいしろって。帰ってきたら結婚しよってあの日みたいに言ってくれたらいいのに。
そんな文句はあったけど、でもこの指輪は今度の遠距離は大丈夫だと、私に勇気をくれた。
────もう絶対に何があっても別れたいなんて言わない。