君と始める最後の恋
それから私と先輩の間に何も無く日々が過ぎていった。
相変わらず私は先輩が好きで、先輩は沙羅さんを見ている。
沙羅さんとは定期的に連絡を私も取らせてもらってるんだけど…。
『今度バーベキューするんだけど人多い方が楽しいし郁ちゃんも来ない?』
「うーん…。」
昼休憩中、連絡が来ていたから沙羅さんに折り返して、そんな内容に少し悩んでいた。
多分そのバーベキューには一ノ瀬先輩も来るよね。行きたいのは山々だけど、きっと私がいると気を遣うだろうな。
プライベートでの接触を避けているだけあって、ここで行くと言ってしまうのも…とかなり葛藤していたのだけど、流石に一ノ瀬先輩にかなりの負担を掛けてしまいそうな気がして、お断りしようと思った。
「…沙羅さん、私は。」
そう言葉を発した時に誰かに後ろから電話を取られてしまう。
「もしもし?俺だけど。」
「は!?先輩!?」
急に電話を取られてしまって驚く。取り返そうとするもひょいっと避けられて沙羅さんと話し続ける先輩。
「うん、連れてく。予定無いって聞いてたし。そうなると車は?俺らは現地で行った方がいい?荷物でいっぱいでしょ。」
「(勝手に答えんなこの〜!!!!)」
そう言いたい気持ちを堪えてスマホ奪還を狙うも、身長差もあって敵わない。
相変わらず私は先輩が好きで、先輩は沙羅さんを見ている。
沙羅さんとは定期的に連絡を私も取らせてもらってるんだけど…。
『今度バーベキューするんだけど人多い方が楽しいし郁ちゃんも来ない?』
「うーん…。」
昼休憩中、連絡が来ていたから沙羅さんに折り返して、そんな内容に少し悩んでいた。
多分そのバーベキューには一ノ瀬先輩も来るよね。行きたいのは山々だけど、きっと私がいると気を遣うだろうな。
プライベートでの接触を避けているだけあって、ここで行くと言ってしまうのも…とかなり葛藤していたのだけど、流石に一ノ瀬先輩にかなりの負担を掛けてしまいそうな気がして、お断りしようと思った。
「…沙羅さん、私は。」
そう言葉を発した時に誰かに後ろから電話を取られてしまう。
「もしもし?俺だけど。」
「は!?先輩!?」
急に電話を取られてしまって驚く。取り返そうとするもひょいっと避けられて沙羅さんと話し続ける先輩。
「うん、連れてく。予定無いって聞いてたし。そうなると車は?俺らは現地で行った方がいい?荷物でいっぱいでしょ。」
「(勝手に答えんなこの〜!!!!)」
そう言いたい気持ちを堪えてスマホ奪還を狙うも、身長差もあって敵わない。