君と始める最後の恋
念願のお店に到着してパスタを注文して待っている時だった。一ノ瀬先輩が「そうだ」と言いながら、小さめの鞄から何かを取りだした。そして私の前に白い封筒を置く。
「何ですか?これ。」
「兄さん達から君にも来て欲しいって。」
そう言われて中を開くと結婚式の招待状だった。今から約2ヶ月後の冬に開かれる。こんなの、行くに決まってる。絶対綺麗だよね、沙羅さん。でも、後2カ月もしたら…。とぐるぐる考え事をしていると、どうしても気になる事があった。
「…ごめんなさい、私が聞く事じゃないかもしれないですけど、沙羅さんに本当に伝えないんですか?」
一ノ瀬先輩にそう問い掛けると頬杖をついて窓の外を眺めていた視線をこちらに向ける。
私の質問に答えるまでも無く、答えは決まっている様子だった。少しだけふと笑みを零せば、迷いも無く答えを口にする。
「伝えないよ。好きだった気持ちだけは、墓場まで持っていく。」
「墓場までって…。」
「結婚式前に伝えても動揺させちゃうし、2人に気付かなかった申し訳ないって気持ちのまま式を迎えて欲しくない。2人の事だから、言ったら絶対俺の事気にするし。もう、遅かったんだよ。伝えるには。」
遅いにしても先輩はそれで前に進めるの?沙羅さん達の幸せも大事だけど、やっぱり私は先輩にとって良い選択をして欲しい。誰よりも貴方に幸せになってほしいから。
「何ですか?これ。」
「兄さん達から君にも来て欲しいって。」
そう言われて中を開くと結婚式の招待状だった。今から約2ヶ月後の冬に開かれる。こんなの、行くに決まってる。絶対綺麗だよね、沙羅さん。でも、後2カ月もしたら…。とぐるぐる考え事をしていると、どうしても気になる事があった。
「…ごめんなさい、私が聞く事じゃないかもしれないですけど、沙羅さんに本当に伝えないんですか?」
一ノ瀬先輩にそう問い掛けると頬杖をついて窓の外を眺めていた視線をこちらに向ける。
私の質問に答えるまでも無く、答えは決まっている様子だった。少しだけふと笑みを零せば、迷いも無く答えを口にする。
「伝えないよ。好きだった気持ちだけは、墓場まで持っていく。」
「墓場までって…。」
「結婚式前に伝えても動揺させちゃうし、2人に気付かなかった申し訳ないって気持ちのまま式を迎えて欲しくない。2人の事だから、言ったら絶対俺の事気にするし。もう、遅かったんだよ。伝えるには。」
遅いにしても先輩はそれで前に進めるの?沙羅さん達の幸せも大事だけど、やっぱり私は先輩にとって良い選択をして欲しい。誰よりも貴方に幸せになってほしいから。